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ありのままで生きる。暮らしの記録

暮ラシカルデザイン編集室の沼尻さん

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表紙がとても素敵で、以前から気になっていた本を2冊購入しました

「房総カフェ」

「房総落花生」

 

著者は千葉県船橋市ご出身で千葉県勝浦市在住の沼尻さん

リトルプレスという自主製作出版方法で、執筆から納品・販売までを全て一人で行い少部数発行されているそうです

ネットのインタビュー等でプロフィールを見ると、「ぐるっと千葉」での編集の仕事を経て、現在は独立し勝浦市の古民家を拠点にしながら全国各地を飛び回り、「暮ラシカルデザイン編集室」を一人で営まれている方です。

 

外部リンク

沼尻さんのホームページ: 暮ラシカルデザイン編集室 - 暮ラシカルデザイン編集室

 

無印良品のホームページにも沼尻さんのインタビューが掲載されていました: 房総の暮らしを象る(かたどる)編集者/沼尻亙司さん | ローカルニッポン | 無印良品

 

ロングライフデザインの視点から考える千葉県の観光ガイドd design travel CHIBA「編集部日記 番外編」に、「千葉県の多様性」をテーマにした記事が寄稿されています:http://www.d-department.com/jp/d-design-travel/chiba

 

「房総カフェ」はシリーズになっていて、私はそのうちの一冊を買いました

この本は、ただ単に千葉県の素敵なカフェや飲食店を紹介するのではなく、その店の経営者がどのような想いでその地域で暮らしながら店を営んでいるのかや、店主の想いや価値観などについても深いインタヴューから書かれていて、筆者の伝えたいという熱い想いをそのままダイレクトに感じます。

私もたまに足を運ぶ大好きなお店も掲載されていたりして嬉しくなったり、添えられている写真がどれも素敵。撮影も全て沼尻さんご本人ということで想いが伝わってきます。

そしてもう一冊、「房総落花生」という本、

千葉県の名産品である落花生の魅力をテーマに、落花生についてとことん掘り下げて書かれています

私の大好きなピーナッツペーストを製造する老舗店についての記事もありました。

私も含め千葉県に住む人にとっては、美味しい落花生は当たり前すぎて・・

けれども実は落花生の歴史や生産方法や流通について詳しく知っている人は以外と少ないのかもしれません

そんな千葉県産落花生の魅力を再確認してほしいという著者の想いが伝わってくるような、

一冊丸々落花生について学ぶことができる面白い本でした。

 

思い返してみると・・

結婚するまで地元を出て暮らしたことの無かった私は、

地元を出るまでは、産まれ育った地元という町を客観視することができていなかったと思います

違う町に住んでみて初めて、産まれ育った町の姿や魅力に気づくことができた

出てみて初めてきづけること

住んでいる人には「当たり前すぎて」魅力と感じない点でも、移住者や外の人から見たら非常に魅力的に見えたりする

それを住民に伝えることで、住民も自分たちの地域の魅力に気づくことができたり、自分達の住む地域の価値として再確認し発信することができたり、今住んでいる町をもっともっと好きになれる好循環が生まれる

今まで魅力に気付けていなかったり、田舎くさくてカッコ悪いと思っていた町の見え方が180度変わってしまったりすることがある。

 

自分が住んでいる地域に対して愛着が湧くということは、とても素敵なことだと思います。 

 

私は地元を出てしまいましたが、産まれ育った町のことはいつも気になるし、少子化を迎える時代にあってもより良い町になって欲しいと願っています。同時に今住んでいる町も愛しているし、今後もより住みやすい町になったら素敵だなと思っています

 

千葉県に住んでいる人達が地元千葉を愛しながら豊かに暮らしていく、そんなきっかけを作ってくれるような

暮ラシカルデザイン編集室さん独自の視点と情熱に、ありがとうの様な感謝の気持ちが溢れてきます。