田舎と都会の違いについて考える。一杯のコーヒー
頭がぐるぐるしているので
思考を整理したい
今モヤモヤしていること
《都会に比べて田舎暮らしは刺激が少ないのか》
今日は妻の体調が優れず
午後から夕方まで娘と二人で過ごした
そこそこ田舎なので大規模な商業施設や映画館などは無いが
図書館、小規模なショッピングセンター、公園、カフェで過ごした。
大人にとっては代わり映えのない日常的な場所でも、幼児にとってはとても刺激的。
些細なことでも驚いたり楽しんだり、何に対しても興味津々な様子で
そんな表情を見ていると、こっちまで新鮮な気持ちになる。
私は田舎育ちだからだと思いますが
人の少ない田舎暮らしが精神的に落ち着きます。
しかし、どこかで誰かが言っていた
「田舎は刺激が少ないから・・・」
「田舎って不便だから私は住めないな」
「田舎にいると刺激が無くて頭がボケてきそう・・」
というネガティヴな言葉が時々頭に浮かんできては不安になることがある
何故だろうか
- 東京を例にとってみると
確かに東京は全国各地から優秀な人達が集まっていたり
人口が多く多彩で大使館や外国人も多く国際的、歴史あるものも多い
企業の旗艦店も多く、最先端の文化的発信地でもあると思う
それらが密集しているので移動も容易
私も中学生の時に親と一緒に初めて都内(中目黒)へ行き、衝撃を受けたことを覚えている
高校生になると一人で東京散策へ行き始めた
丸ノ内・銀座・表参道・青山・渋谷・原宿・神楽坂・池袋・六本木・代官山・吉祥寺 等
何処も刺激的で面白かったが、人混みに揉まれ帰りの電車では決まって疲れ切っていた。
一度行くと刺激を沢山もらい、しばらくは行かなくていいかな
東京はたまに行くくらいがいいかな、といった具合だった
この「たまに」というワード、これは人によって全く違うのであろう
それぞれのペースがある
若い頃、東京での一人暮らしに強く憧れた時期もあったが
私の場合は
都内に住居を構え子育てをするという姿がどうしても想像できなかった
東京は利便性が高く、お金があれば不自由なく暮らしていけるだろう
だけど東京では体験できないこともある
例えばそれは沖縄でしか体験できないことだったりします
ここでまた最初の問いに戻る
「都会に比べて田舎暮らしは刺激が少ないのか?」
自分なりの答えとしては
それは、その人の価値観によるということ
・流行のショッピングや都内高級ホテルのバイキング巡りが趣味の人にとって田舎は魅力的?
・昆虫採集や天体観測が趣味の人にとって新宿や渋谷は魅力的な街?
その人が何をしたいか
何に対して幸せと感じるのか
田舎とひとくくりにするのではなくて
同じ田舎暮らしであっても
地域によって文化度は異なるだろう
例えば
- 茶髪で上下ジャージにサンダルみたいなヤンキーが多く娯楽といえばパチンコみたいな地域
- 田舎ながらも移住者が多く、感度の高い若手が未来を見つめてチャレンジしている地域
- 慎ましく丁寧に暮らしている地域
田舎・都会 関係なく
暮らし方はそこに住む人々の教養や文化度によって大きく違ってくると思う
受け身で情報を浴びていなくとも
図書館に行ったりテレビを観たり
そしてネットで世界と繋がれる現代、どこにいても何でも検索することはできる
ただし、
Googleストリートビューの様に閲覧することはできても体験することはできないといった違いはあると思うが、この差はどれくらい大きいのだろうか
東京の刺激的な生活が日常である人にとって
田舎での生活をどう感じるのか
その人が何を刺激と感じるか、何に幸せを感じるのか
それぞれの価値観で全てが変わってくる
同じ「コーヒーを飲む」というイベントでも
都内にできた日本初出店の洒落たカフェで飲むのか
自然豊かな公園でレジャーシートを広げて飲むのか
どちらを楽しいと感じるかはその人次第。
その場所でしか体験できないことが
その地域の価値になる
これは都会であっても田舎であっても
変わらず同じことだと思う。
異なる点をあげるとするれば
「密度」や「スピード」などがあると思います。
毎日シャワーの様に刺激を浴びていたい人
日常に起こる些細な事に喜びを感じる人
新しいものに囲まれたり、流行に乗って生きることに快感を感じる人
流行には興味など無く、自分が好きなものに囲まれていれば幸せな人
それぞれに合った場所に
それぞれの幸せの基準で
人は住むのでしょうか