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ありのままで生きる。暮らしの記録

自営業の家庭に生まれた私が、サラリーマンとして生きる中で思うこと

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自然の風景は何処を撮っても絵になる

写真を撮っているとそんなことを思う

 

人間以外の生き物はきっと

自分から飾ろうだとかお洒落しようなどとは思っていないはずなのに

「そのまま」が本当に美しい

 

書きたいことで溢れ気味な日々

書く時間をどう捻出するか

嬉しい悩み中です。

 

 

自営業と父の後ろ姿

  • その昔、私は某カフェでバイトをしていました

今でも稀に連絡を取り合う仲の

当時はカフェの先輩で私の面倒をよく見てくれたYさんという方がいました

 

今朝、Yさんと久しぶりに電話をしました

職人気質なYさんは、相変わらず声も元気で活き活きしていました

そしていつの間にか国際結婚し、今は丸の内にある有名ショッピングビルで

食品小売店の店長に出世したということを知る

 

祝う気持ちと劣等感が同時に頭をよぎる。笑

そんな自分に罪悪感を抱きつつも

 

この厄介な劣等感の理由を紐解けば

自分が見えてくる気がした。

 

 

  • Yさんの夢は自分の飲食店を営むこと

一緒にラーメンを食べながらそんな話をしたこともあった

Yさんは何度か転職はしているものの

全て飲食業という一貫性があり

修行の心持ちで勤めながら、複数の飲食系の資格も自力で取得

外国人のお嫁さんもYさんの夢を応援してくれているらしい

いつか開店したら、お店に食べに行くのが楽しみだ

 

 

「自分の興味のあること・好きなことを仕事にしたい」

 心の奥底で、そうしたいと思っている人は非常に多いのではないでしょうか

 

 

例え今、それができていなくても

その夢に向かって

走り方は下手でも

先が見えなくても走り続けている人

そんな人間が

私にはとても眩しく映ります。

 

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自分のことを振り返ると

私も高校を卒業してから数年間はそうでした。

フリーターをやりながらも音楽に熱中

ライブやレコーディング、自主CD製作等のクリエイティブな活動がとても楽しくて

いつか大好きな音楽関係で飯を食べていけるようになれたらいいなと思っていた時期もありました

 

それから数年経ち

音楽関係のオーディションを受けたり、敷居の高いライブハウスにチャレンジしていく中で

自分の実力や市場価値を知り、自信を失って音楽に対するモチベーションが低下していきました

さらには業界の厳しい現実を知っていくほどに

不安だけが募っていき、諦め挫折

当時の自分が考えていた愛する人と結婚して父になって平穏な生活を送りたい。音楽は趣味で続ければいい」という強い気持ちが止められなくなりました。

中には「才能あるよ」「君のドラムが好きだよ」と親身に声を掛けてくれる仲間やお客さんもいましたが

私とは比べ物にならない位の技術やセンスを持った人でさえ、音楽で食べていくのは至難の技だという事実を目の当たりにしていた私は

他人の意見を信用できずに自分を最優先し、メンバーや周囲の反対を押し切り脱退

夢の方向転換をしました

 

なぜ早々に諦めて方向転換しようと思ったのか

それは私の本能に従った

としか言いようがないです。

 

今思い返してみれば

方向転換というよりも

元々2つの夢があり

両立はできなさそうなので一つに絞った

というのが正しいかもしれないです

 

 

その後は

新たな自分の夢に対して突き進み

仕事も恋愛も、何度もうまくいかないことが続きましたが、

結果として

方向転換をした私の夢は叶いました

 

「私と愛する妻と子、三人で手を繋いでただ道を歩く」

 

これが

本能レベルでずっと望んでいた夢。

 

それが叶った瞬間、

言葉では表現し難い幸せな気持ちに包まれたことは覚えています

 

子宝にも恵まれ

「この世にこんなにも可愛いがあるのか!」

と驚くほど毎日愛おしくて仕方がありません

私のプライベート(OFFの方)は幸せです。と今は胸を張って言うことができるので

思春期の頃の自分に向けて

「大丈夫だったよ。未来のお前は幸せに生きてるよ!」

こう叫んであげたいです。

 

 

しかしながら、

誰かに「夢が叶って良かったね、その先はどうしたいの?」

このように質問されたら

その先をどう生きるかを深く考えてこなかった私は、うまく答えることができない

ということに気付きました。

 

私の先読みの甘さ、自分でも情けないです

突っ走ってしまうので、、

 

夢が叶った後に見えてきたこと

今の生活水準を維持する為に、この先数十年は決まった額を稼ぎ続ける責任

リスクのある起業や自営業などは勿論、妻の許可無しに転職はできない

共働きとはいえ家のローンや子供の生活も私の稼ぎにかかっている、子供の学力も

独身時代に比べて自分だけに使える時間が大幅に減った

日本のお父さんはきっと私と同じ立場の人も一定数いるのではないでしょうか

 

  • 家庭を持つ父親として

もはや自分のことだけ考えることは許されないことだと思います

 

自己実現など自分の気持ちはさて置いて

何も考えず仕事に家事に育児に全力投球するのが本来正しいのかもしれない。

しかしながら

私にとって仕事に対するモチベーションも非常に大切な要素であり

全力で取り組む為には

何故自分はこの仕事を選んだのか

何故サラリーマンをするのか

自分にとっての幸せな仕事とは何か

その要点をしっかりと理解し、自分を見失わないようにしておくことが重要なのではないかと思います。

 

自己の気持ちをただ押さえ付けて毎日耐えて働くのではなく

仕事の中でも自己実現をする

そうすることによって

 

父親が活き活きと働く姿は

子供から見てとても良い刺激になると思います

事実、自営業をやっていた時の父の姿は輝いて見え

私の憧れでしたから。

 

 

あなたが好きなこと

何故か惹かれること

それはあなたにとっての宝物

どうか大切にしてください

 

私も自分自身に言い聞かせたいと思います

子供から大人になっても

好きという自分の気持ちに嘘はつかなくていい

長年嘘をついていると大切な宝物を無くしてしまうような気もします

 

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〈自営業への憧れ〉

私は代々自営業の家庭で生まれ

学校から帰ってくると

自宅の店先で働く両親の姿を見ながら育った私

郊外型の大型チェーン店や時代の波に飲まれ

私が物心ついた頃には廃業してしまったが

これが自営業に憧れるルーツなのかもしれない

 

両親は睡眠不足になりながらも一生懸命働いていました

とても輝いて映り、私の自慢の父母だった

特に父などは、今よりも活き活きして見えた

 

自分だけの店を持って自分のやり方で働く

とても自由度が高い

 

お金や社会保障的に見れば

保障もなくリスクは非常に高い

だけれども

マズローの欲求5段階説で最上段にある

自己実現という点を叶えられるのは凄い

 

 

〈アメリカの心理学者:アブラハム・マズローの欲求5段階説〉

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私の場合、好きなことをストイックに突き詰めることは苦手であり

複数の好きなことがあって

興味があちらこちらへ散らばっている

それは

好きのエネルギーが色々な方向へ散らばっているということで

これでは「その道のプロ」になるには非常に不利でもあると思う

 

 

Yさんのように

好きなことを一つに絞り

ストイックに一つのことを

ブレずに突き詰められる人

 

そして

良い意味で、他人の目など一切気にせず

自分の好きを信じて◯◯バカになれる人

私はバンド時代、◯◯バカにはなれなかったのです

 

 

きっと

Yさんが眩しく見えるのは

そういうことなのだと思った。

 

 

私は下っ端サラリーマンとして

日々会社から与えられる仕事を悪戦苦闘しながら淡々とこなしています

正直、仕事をしている時というのは

ロボットにでもなった様な気持ちです。笑

その代わりに一定のお金と休日を頂くことができるのですが、

私が今の仕事で得ているものは

マズローの欲求5段階説で表すと

下から二段目の安全欲求までだと思うのです。

 

 

この先も

人生の大半の時間を費やす仕事

その中にいかにして自分の「好き」を見つけたり関連付けていけるか

どうしても本業で不可能ならば

副業で何か自己実現ができることはあるのか

それらを真剣に考えていくことが私の新たな目標です

 

 

そして私にとって

写真を撮ったり文章を書いたりすることは

自分の世界を作り出すこと

自営業的な喜びを感じることができます。

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

 

 

 

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